熱伝導性樹脂 ~新素材への取り組み~

February 8, 2013

オハラ樹脂工業の過去を振り返ると、

1962年:POM成形品 自動車視界機器部品に使用

1976年:PPS成形品 自動車排気部品に使用 (翌年ホットランナー)

2000年:MIM成形品 自動車油圧制御部品に使用

など、これまで新しい樹脂材料の出現とともに、技術進化を遂げてきました。

他にも、PA6、PA66、PA46、PBTなどの高機能性樹脂成形を、量産内でたくさん苦労をしながら、独自に成形技術・金型技術の研究開発を進めてきました。

 

そして、今後予想される厳しい環境下で生き残りをかけ、さらに今まで以上に安定し、進化していく企業となるために、我々が進むべき新技術と新素材とは何か、、、、、。

新技術は、「良品量産安定化技術」です。工場の温湿度管理に始まり、原料の水分率管理、原料保管技術、金型、成形機、成形条件、サーモカメラによる熱解析など、成形する原料や、製品形状に合わせて、その時々に必要な設備・技術を選択し、複合的に組み合わせてシステム化し、高機能性樹脂を量産安定成形する技術です。

もう一方の新素材は、これからの世の中になくてはならない原料であり、量産安定成形が非常に難しいとされている樹脂=「熱伝導性樹脂」です。

以上のことから、オハラ樹脂工業は、熱伝導性樹脂の精密成形を目指すことにします。

 

ということで、まずは、「熱伝導性樹脂」を入手して、実際に成形してみました。

 

○材料

・ナイロンベースの熱伝導性樹脂

○特性

・熱伝導率:8W/m.k

・UL特性:V-0

・電気特性:1E+13

 

①まずは従来のPA成形ラインで成形トライ

熱伝導樹脂画像1

結果:脆い、少しの力で割れてしまう。紙粘土のような手触り。黄色く変色し、大きな黒点も見える。

 

②良品量産安定化をベースにした成形機・成形条件に変更し成形トライ

熱伝導樹脂画像2

結果:硬い、設備と条件を変更することで、強度が変わった。変色もなく、艶が出て、ペレットと同じ色。

とりあえずこのまま200ショット成形を続け、問題なし。

 

現在各種形状品で、このようなトライを繰り返し、「熱伝導性樹脂」の量産安定技術を解析しています。

 

進化する製品の「高機能化」、「高付加価値化」は、優れた「素材」と、独自に進化させた高機能性樹脂に対する「良品量産安定化技術」を組み合わせることで、複雑多様化する市場ニーズに対し、オハラ樹脂工業より、ご提案させていただきます。

「熱伝導性樹脂」+「高機能樹脂に対する量産安定成形技術」=「オハラ樹脂工業の取り組み」

 

そして、

『2013年:熱伝導性樹脂成形品の量産化開始』

この歴史を作りたいと思います。

ありがとうございました。

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